iPodMiniをアップグレード(3)
前回までに、MicrodriveをCFカードに換装し、フォーマットおよびファームの上書きによってCFカード換装を完成させました。
そして今回は「RockBox」の導入です。
RockBoxとは
Rockbox - Free Music Player Firmware
RockBoxとは何種類ものオーディオプレイヤで動作する音楽再生ソフトウェアです。 純正ソフトウェアの代わりに音楽再生を行い、純正にない多くの機能を提供します。
iPod系はPC接続時に「大容量記憶装置」として見えるストレージ領域にRockBoxソフトウェアがコピーされ、ブートローダーが変更されます。 変更されたブートローダーは、ブート時のホールドスイッチ状態によってAppleオリジナルソフトまたはRockBoxを切り替えで起動ができます。 純正ソフトウェアを消すことなく、切り替えて利用できるのが素晴らしいですね。
以前からRock Boxを知っていて興味もあったが必要性を感じず、またリスクもあったので避けていた。 改めてRock Boxを見直すと、必要とする機能があり、またリスクが減った様に感じられた。
いくつものメリットがあり、しかも使ってない対応iPodがあれば・・・ねぇ。
RockBoxの導入
メモ:先人のノウハウを見つつ、Windowsで作業をすることにしました。
Rockbox - Free Music Player Firmware より 安定板 Rockbox 3.14 をダウンロードしてきました。
作業対象のiPod Miniを接続し、ダウンロードしたユーティリティ(RockboxUtility.exe)を起動。
起動したRockBoxのユーティリティ。表示された新規インストール画面で「OKボタンを押す」
表示された設定画面で「自動検出」ボタンを押してみる。
正しくデバイスが認識されました。
設定は変えずにデフォルトのまま「インストール」を押下。
先人情報のThemesを入れていますね。現バージョンは標準でサムネイル画像も表示されるThemesがあるので追加チェックなしとした。
インストール中の画面。
起動させてみる。めでたく起動しました。
USB大容量記憶装置となるとiPod miniの操作でPCのiTunesの操作ができます。楽曲の導入もこの状態で行います。
RockBoxの初期設定
日本語が使える様に設定を行います。まずはフォント設定
Settings → Theme Settings → Font → (好みのFont) 日本語対応フォントがいくつあるか不明だが、Sazanami-Minchoは日本語OKでした。
続、日本語が使える様に設定を行います。まずは言語設定設定
日本語設定後の設定メニュー画面。
PCに接続すると「USB大容量記憶装置」として認識させる。 認識したストーレージにファイルをコピーする。iTunes不要は簡単ですね。 再生中画面で文字がボケているのはスクロール中の為。肉眼ではもう少し見やすいです。
メモ: 今回の作業では、この時点で最後の組み立てである白いふたを取り付けましたよ。
RockBoxを使ってみる。
いいね〜「RockBox」!! USBフラッシュにコピーする感覚で曲を入れられて、様々なコーデックの音楽を再生してくれる。
電源ONやリセット直後にロックスイッチを切り替えることで、純正状態(ロック状態)とRockBox(非ロック状態)を切り替えることができます。 メニューも詳細項目が多く操作は少し分かりにくいが、でも普通に使う分にはマニュアルが必要はなさそう。 RockBoxのイマイチな点は、起動時間が少し長い事。もう少しスリープ的な動作ができると良いのだが。
さて楽器の聞き分けがしやすいクラシック系をメインに音を出してみる。 最初に音を出した時、解像度不足と言うか楽器の分離がイマイチかと思ったら、インナーイヤホン(有名メーカの商品)が問題だった。 いつものインナーイヤホン使ったら聞き慣れた解像度の音が出ました。よかった。 と言うことで実戦投入準備完成。