音の長さは何m?
オーケストラの始まる直前、楽団が音合わせをします。 温度湿度に影響を受けにくいオーボエが「ラ」の音を出します。 この音は弦楽器の開放弦なので、チューニングやすいと言う理由もあるようです。
Wikipedia A440 によると
1939年にロンドンで行われたISAによる国際会議でA=440Hzが採択された。この標準が1955年に国際標準化機構(ISO)にISO 16として採用された(1975年に再確認)。現在ではA440は音響器材の較正や楽器の調律の標準として用いられている。
ただオーケストラの多くは、ちょっと高めに合わせる事が多いようです。例えばNHK交響楽団は442Hz。
ISO基準音のA3(ラ)の音
基準音A3は、f=440Hzなので1秒間に440回の波です。
音が進む速度 v=約330m/s(1気圧・0℃)から約340m/s(1気圧・15℃) ※温度や気圧によって異なる。
音の長さ、つまり波長λは下記式で求められます。
λ=v/f [m]
結果が割り切れる音の速度330m/sで計算すると
330/440=0.75 [m]
現実に近い音の速度340m/sで計算すると
340/440=0.77272727272727・・・ [m]
音程が高いと短くなって、音程が低いと長くなります。 楽器の大きさは、高いと小さく、低いと大きくなります。 ピアノだって、高音側の弦は短く、低音側の弦は長くなります。
じゃ、ギターやバイオリンは・・・・。 弦の長さは同じだけど、弦の太さや張りを変える事で固有振動数の違いによる音程を出しています。