iPodMiniをアップグレード(1)
私がポータブルオーディオプレイヤーに望むこと。
- FLAC、APEなどのファイル群がそのまま(変換なしで)再生。
- PCMレコーダで録音したWavファイルもそのまま再生。
- iTunes管理不要で、誰でも簡単に曲の追加ができる。
- 手持ちのCFカード(32GB)に入れ替える。
つまりストレージの大容量化と対応コーデックの拡大である。
バッテリは過去に交換済みでまだ使えそう。
ストレージの大容量化
「iPod Mini 2nd 4GB」を分解していく。
使った道具。プラスドライバ#0と、ダイソーの時計工具。写真を撮り忘れたがミニラジオペンチも使っています。
上下の白いカバーを外す。両面テープで止まっているので、アルミと樹脂の隙間に何か差し込んでそっと起こすと外れる。
上部のねじ(プラス#0)と下部の金具を外す。 金具は丸い穴にスナップリングプライヤーを引っ掛けて外すのが良いかな?。私は細いラジオペンチで外しました。
裏側のフレキシブルケーブル(写真左)のコネクタを手前に向かって外す。2枚目がコネクタ外れて浮いてる状態。
中身を押し出す。
裏返すとこんな感じです。右側にMicrodriveが見えます。左側がバッテリー(互換品)
電池を外し、フレキごと取り出したMicrodriveを取り出し、Microdriveを単体にする
MicrodriveとCFカードを比較する。大きさは同じ。 端子部と側面の形状。厚み以外同一。
CFカードに入れ替える 厚みが薄くフィットはしていないけど・・・
CFカード基盤に取り付け、電池パックを取り付ける。
これを元の様にアルミ筐体に戻します。すんなり入りました。
フレキシブルケーブルのコネクターを忘れずに接続します。
あとねじ止め、金具どめ、白いカバー貼り付けで完成です。 私は何かあったら直し易い様に、この状態でテスト開始・・・
音楽再生機器の移り変わり
今までにいろんな音楽再生装置を使って楽しんできました。
そんな中から思い出と共に紹介したいと思います。
特にポータブルなオーディオを重点に!
ミニコンポ
パイオニアのミニコンポ「プライベート」を買ってもらって使っていた。
レコードプレイヤーが乗るサイズのミニコンポで専用のオーディオラックもあった。
今時の家庭だと置き場所が無いと言われ嫌われそうなやつ。
類似画像を探すも見つからず・・・、類似イラストを探すもCD幅が基準のコンポばかり。
カセットテープレコーダーはオートリバース付きでダビングも可能、CDプレイヤー、グラフィックイコライザ、FMチューナ、アンプに3wayスピーカ。そんな内容だったと思います。
一通りの機能がありミニコンポでとても満足して使っていた。
思い出のコンテンツはNHK FMの「青春アドベンチャー」だった気がする。ぞくっとする引き込まれ感に・・・
通称ウォークマン(カセットテープ)
Sonyが今までなかったポータブルオーディオの登場させた!!
ウォークマンシリーズは数台買った思い出の製品。メカの集積度の高さ、オートリバースなどのマニアックな動き、そしてFMチューナーや録音機能などの高機能なギミック。全てが魅力で物欲につながる製品であった。懐かしい。
MDプレイヤー
ウオークマンの次はSHARPのポータブルMDプレイヤー。写真とちょっと違う製品かも。
当時のSonyやKenwoodに無かった?デジタル録音が可能なのが最大の特徴で、CDプレイヤーのオプティカル端子と光ファイバー接続して録音していた。アナログを経由しない再生音は圧倒的にクリアで気に入っていた。
シリコンオーディオプレイヤー
次はデジタルオーディオプレイヤー
時代は可動部を持たない「シリコンオーディオプレイヤー」(死語)への移っていった。
PCアプリの使い勝手が重視される様になっていった。
これ以降の国内デジタルオーディオプレイヤー市場はコンテンツ保護を言い訳にする謎の圧力により魅力の無い製品群で占められることになる。
レコードからCDに変わった時の様にコンテンツも「安っぽく」感じた様に、ポータブルオーディオも「安っぽく」なった気がした。
コンテンツを自由に入れられない国内市場のポータブルオーディオプレイヤーに興味がわかず、私の再生環境はカーステレオへと移っていった。
カーステレオもMDから始まり、MP3の入ったデータCDへと移行ていった。
そんな中で黒船iPodの到来である。とても魅力で素晴らしく感じた。
Apple iPodの襲撃
今までにiPodシリーズを何世代も使っていた。意外と多かった・・・
iPod (第 5 世代)30G ★現役!?★
車で旅行する時の音源として未だに利用中。といっても娘が主に・・・。
HDDを搭載したClassic系、大容量化改造をするユーザもいます。 iFlash(SDカードアダプタ)やCFカードアダプタ使う手法どあるようです。
ここにWiFiを入れる手法もある様です。 機会があれば試してみたが、今の所は保留です。
FLAC等が再生できるソフトウェア「RockBox」対応機種。
iPod touch (第 1 世代) 2007-09
AppleがiOSの開発者向けAPIを公開した辺りの端末。iPhone3GS世代だったかな。 音楽プレイヤーとしては従来iPodの方が使い勝手が良かったと思う。 当時のアプリとしては、物理演算系のゲームが多かったかな。音楽じゃない!!
iPod touch (第 4 世代) 2010-09
友人が持っていたAppleの福袋に入っていた物を安く譲ってもらった。 スピーカ内臓になったモデルで便利に使わせてもらった。今では動作がもっさり。 ポッドキャストをよく聞くようになった思い出の端末。
foobar2000(ちょっと古いバージョン)が使えます。 ん!と言うことはFLACが再生できるんじゃないのか。 でも子供に持たせるとカメラやゲームで遊ぶので微妙だ・・・
自作でヘッドフォン端子用赤外線LEDとリモコン用の音作って家電制御の実験してたな・・・
iPod touch (第 5 世代) ★現役★ 2012-10
今のメインはコレである。OSアップデート終了しており、追加アプリ導入にも弊害が出てきた。 foobar2000が使え、Bluetoothスピーカで鳴らすなど音楽再生用に現役です。
iPod shuffle (第 2 世代) 2006-09
もっともシンプルなiPodShuffle。 表示部もなく、操作も簡素。
iPodの快適さを知っていると厳しいよね。 遊び要素がないから子供に持たせるのに使えるか。
iPod nano (第 3 世代) 2007-09
容量4GBはちょっと少なくて今は使えない感じ。
記憶では個体差なのか、ノイズフロアーレベルが高めだった気がする。
iPod nano (第 4 世代) 2008-09
4極イヤホンマイク仕様のマイクで録音ができる端末。
ボイスレコーダーとしての再活用を考えたが、録音レベルの調節ができない様だ。
音楽を聴く分には表示や操作性も良くお気に入りだが、バッテリー劣化で終了。
容量の少なさ(8GB)があり、バッテリ交換に至っていない。
iPod mini (第 2 世代) ★復活★ 2005-02
内臓されたMicrodrive(HDD)単品より安い価格で話題となったiPod mini。
当時iPod mini買って分解してMicrodriveを単品として売ると儲けが出たらしい。
今見直すと容量4GBなので、曲を沢山詰め込んで使うのには無理がある。
しかしMicrodriveのI/Fはコンパクトフラッシュ(CF)と同一であり、普通のCFや、CF型SDカード変換を使って大容量化が狙えます。
iPod miniは大容量化改造のコストパフォーマンスが抜群な機種なのです。
FLAC等の再生ができるソフトウェア「RockBox」対応機種。
これを改造してみようと思う。
音楽ファイル管理方法(思案中)
これが悩みの種です。
利用アプリのコーデック対応状況を調べる時に、アルバム単位のZIPファイルやフォルダの先頭にコーデック名を入れるルールとしたのですが、今となっては使い辛く・・・。
[コーデック名]アーティスト名_アルバム名(発売年月日)
ファイル名でのソートを考えた時、ファイル名の先頭をリリース年月日も良いと思ったが、不明な場合、再販や配給元違いなどで種類が存在する時など、ややこしくなりそう。
アーティスト名を先頭にした場合、ダブルネームやコンピレーションアルバムなどの扱いが面倒。
一体どんな方法が良いのでしょうね。
あと一日中流し続けるBGMの場合、アルバム単位だと楽曲入れ替えがかなり面倒。 最近は、決めたコンセプトで一つのフォルダーに大量の楽曲コピーし再生している。 以前はシンボリックリンクなどを多用していたがややこしく廃止。
ちなみにアーティスト名を基準にフォルダーを作り、アルバムを収納しています。
フォルダ命名規則としてはアルファベットでないアーティスト名は「y_山田太郎」の様にイニシャルを付ける事で、キーボードに夜操作で扱いやすくしている。これはお勧め。
MacOS標準でFLACリッピング
Windowsだとfoobar2000でFLACリッピングを行っています。
Macだと標準機能だけでFLACリッピングを行っています。あまり知られてい気がするので紹介します。
事前準備
CDを入れて、iTunesを開きアルバム名や曲名が表示されるか確認する。
アルバム名や曲名が無い場合はiTunes上でCDを参照し、入力しておく。ここで入力しておくと、作成したFLACファイルが入力ずみとなるので楽ですよ。
リッピング方法(技術解説)
実験メモより(2017年12月)
「High Sierraの「afconvert」コマンドが「FLAC」と「Opus」の変換に対応」
そんなニュースを目にしたのでFLACへのリッピングを試してみた。
「afconvert」「afinfo」「afplay」コマンドを使います。
macでは音楽CDは「/Volumes」下の「アルバム名」フォルダーに「曲名」が付いたaiffファイルとしてマウントされる。
$ ls -l /Volumes/CHOPIN プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲 全曲集\ 3/ total 1202841 -rw-rw-rw- 1 mathy staff 29851584 12 23 09:36 1 ワルシャワ時代の遺作のポロネーズ : Polonaise in G minor WN2 (1817).aiff -rw-rw-rw- 1 mathy staff 133414848 12 23 09:36 10 Andante spianato and Grande Polonaise Brillante in E flat major, Op.22.aiff -rw-rw-rw- 1 mathy staff 33316080 12 23 09:36 2 - Polonaise in B flat major WN1 (1817).aiff -rw-rw-rw- 1 mathy staff 38737440 12 23 09:36 3 - Polonaise in A flat major WN3 (1821).aiff -rw-rw-rw- 1 mathy staff 58698864 12 23 09:36 4 - Polonaise in G sherp minor WN4 (1824).aiff -rw-rw-rw- 1 mathy staff 44551584 12 23 09:36 5 - Polonaise in B flat minor WN10 (1826).aiff -rw-rw-rw- 1 mathy staff 54667536 12 23 09:36 6 - Polonaise in D minor WN11 (1825-27).aiff -rw-rw-rw- 1 mathy staff 74433744 12 23 09:36 7 - Polonaise in F minor WN12 (1826-28).aiff -rw-rw-rw- 1 mathy staff 70912800 12 23 09:36 8 - Polonaise in B flat major WN17 (1829).aiff -rw-rw-rw- 1 mathy staff 77267904 12 23 09:36 9 - Polonaise in G flat major WN35 (1830).aiff
afconvertコマンドを使い、曲だけFLAC変換してみる。
$ afconvert /Volumes/CHOPIN プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲 全曲集\ 3/1\ ワルシャワ時代の遺作のポロネーズ\ \:\ Polonaise\ in\ G\ minor\ WN2\ \(1817\).aiff -f flac -d flac test.flac
afinfoコマンドを使い、変換されたファイルについて調べてみる。
$ afinfo test.flac File: test.flac File type ID: flac Num Tracks: 1 ---- Data format: 2 ch, 44100 Hz, 'flac' (0x00000001) from 16-bit source, 4608 frames/packet Channel layout: Stereo (L R) estimated duration: 169.213333 sec audio bytes: 7808261 audio packets: 1620 bit rate: 369024 bits per second packet size upper bound: 7328 maximum packet size: 7328 audio data file offset: 42 optimized audio 7462308 valid frames + 0 priming + 2652 remainder = 7464960 source bit depth: I16
afplayコマンドを使い、変換されたFLACファイルを再生してみる。
$ afplay test.flac
これで再生される。停止は「cmd+.」でOKでしたよ。
フォルダー毎するには・・・、下記のようなワイルドカード指定では無理でした。
$ afconvert -f flac -d flac CHOPIN/*
と言うことで、forループ作戦へ。例えばこんな感じ。
$ for file in CHOPIN/*.aiff;do afconvert -f flac -d flac "${file}" "../`basename ${file%aiff}flac`";done
flacだけじゃなく、たのコーデックやパラメータ指定もできるよ。下記の様に調べてね。
$ man afconvert $ afconvert -h
最終形はシェルスクリプトになっています。
cd2flac.sh
#!/bin/bash # # CD Audio to FLAC(only normal High Sierra) # ##### usage ##### function exit_usage() { echo "Usage: "`basename ${0##*/} .sh`" <input-dir> <output-dir>" 1>&2 echo " ex $0 /Volume/CHOPIN/" 1>&2 exit 1 } #exit_usage ##### check argument ##### if [ $# -lt 1 ]; then exit_usage fi ##### check directory ##### if [ -d "$1" ]; then # its directroy? # echo " memo: $1 is a directory." else echo " error: $1 is NOT a directory." exit_usage exit 1 fi ##### convert flac ##### for file in $1*.aiff; do echo "$file" f=${file%aiff}flac;f=${f##*/} echo $f afconvert -f flac -d flac "${file}" "${f}" done exit 0
ちょっと前の情報で怪しいかもしれません。
修正点などありましたら教えてくださいね。
音楽再生で利用するアプリケーション
音楽再生で利用するアプリケーションやOSって、使い勝手やライフスタイル?に大きな影響がありそう。
最近使っているのが下記のOSおよびアプリ。
- MacOS:iTunes
- Windows:foober2000
- iOS : foober2000
- Android:foober2000
- RaspberryPi:Volumio2、moOde audio
MacOSはWine経由でWindows版foobar2000が利用できます。 タグ編集ソフトはMP3の文字化け対策を兼ねて「Mp3tag」によるID3v2のみ化をしています。これもWine経由でWindows版が利用できます。
最近個人的に問題となっているのはポータブル音楽プレイヤーを家族で共有する際のiTunesアカウント管理。これが面倒で直接FLAC再生が可能な単純なプレイヤーが欲しいと思っていました。
と言うことで「RockBox」にチャレンジしたと思います。
音楽再生で利用するコーデック推移
音楽再生を行う際のファイル形式である「コーデック」。少しずつ変化してきました。
- [ ] TAPE(Walkman)
- [ ] CD or CUE+WAV(CD Player)
- [ ] ATRAC(MD Player)
- [ ] MP3(PC、Car Stereo )
- [ ] Apple Lossless Audio Codec[ALAC] (iPod1,iOS,MacOS)
- [x] Monkey's Audio[APE]
- [x] FLAC(Raspberry PI,iOS) ※ロスレスのみ
- [ ] WavPack
- [ ] DSD
以前はCDへの書き戻しも想定し、CUEファイルによる管理も行なっていましたが、CDに書き戻す事は全くありませんでした。
いくつものオーディオプレイヤーで使う場合、現在はロスレス(CUEシート無し1曲毎ファイル化)が使いやすいと考えています。
HiResオーディオ配信サイトをみるとFLACがメインで、コアユーザ向けにDSDなのかな・・・
そこで問題になるのはApple製品のコーデック対応。iTunesはALAC以外のロスレス扱いが要変換なので使い勝手が良くないのです。
利用機材を選べば良いのですが、今持ってる機材も活用したいんですよね。 どうしたら扱いやすいか悩みます。
[挫折]Macで認識されないWebカメラ
製作過程や実験状況をWebカメラで記録しようと考えた。
以前Windowsで使っていたWebカメラを掘り出してきて使おうと思ったんだが・・・
今回のカメラは「Creative Live! Cam Socialize HD 1080 LC-SFHD」
OS標準ソフト「Photo Booth」を開いてもカメラの選択肢にない!! システム情報のUSBツリーは認識されているが、カメラツリーには認識されていない状態です。 「壊れた!」と思い、念の為Windows PCに接続すると普通に使える・・・ UVC(USB Video Class)でOS標準のクラスドライバでも使える可能性が高いのだが。
Macで利用実績あるのは「Logicool HD Webcam C615」。
MacでもWindowsでも問題無く使えていた。 他にも正体不明のWebCam数台も使えていたのだが。
他の解決策もWeb検索してみた・・・
見つけた解決策の一つ「CamTwist」を試してみた。 http://camtwiststudio.com/ 上記URLからCamTwistをダウンロードする。 ダウンロードしたイメージ(CamTwist_3.4.2.dmg)を開く。
CamTwist.pkgを普通に開いても下記の確認画面の表示となりインストールできません。
そこでCamTwist.pkgを選択しメニューから「開く」を選ぶ。
「開く」ボタンが現れ、クリックでインストールが開始されます。
インストールしたCamTwistを開く。
ほっほー。 いろんな画面にエフェクトかけながらカメラとして認識させるソフトかな。 操作画面をキャプチャする時とか便利そう。 だがしかし、WebcamをダブルクリックするもSettingsのCamera選択肢にUSB接続Webカメラが現れず。 ※Macでも正常に認識する他のWebカメラを借りると問題なく使えた。
オープンソースなドライバ
そういえばMacでWebカメラが認識しないことが多々あった昔、オープンソースのドライバが存在したことを思い出した。
「macam」http://webcam-osx.sourceforge.net/
確認すると、開発はかなり前に止まったような感じで対応OSは古い状態。 ん??、以前このドライバと組み合わせてこのWebカメラで使ったような・・・。
クリエイティブのサポートページ
基本に立ち戻りメーカーのサポートページを見る。 ダウンロードページで更新ファームを探してみた。
https://jp.creative.com/support/downloads/
製品として「Live! Cam Socialize HD 1080」を選ぶと、「お客様が選択した製品はサービス期間が終了しています。」と表示され無にも出てこない・・・。
小さく「アーカイブで更新内容を検索」があったのでクリックした。
「ファームウェア」発見!Skype向けの対策がされているらしい。
ファーム更新ツールの拡張子はexeなのでMacじゃダメですね。Windows PC用意が用意しなきゃ。
後日。 WindowsPCでファームアップしてみるも状況は変わらず。
現状のまとめ
「Live! Cam Socialize HD 1080」はUVC(USB Video Class)対応なのですが・・・。 たぶん方言的な部分が多くMacのドライバが拒否したのだと思う。 と言うことで、挫折だな。